みうらじゅんの「ない仕事」の作り方読んだ!コンテンツ制作者のバイブルかも

コラム

ビックリするくらい腑に落ちるビジネス文書を読んだ。

みうらじゅんの「ない仕事」の作り方。読みでみた!

みうらじゅんの「ない仕事」の作り方。という本を読みました。

「ない仕事」の作り方とは?

この本。どんな本かというと。
一言で言うと、いわゆる世にあるコンテンツ作成用の「指南書」の類のビジネス書籍。

「ない仕事」の作り方 (文春文庫)

Bitly

「ない仕事」の作り方

ただ、普通のビジネス書籍とは書いてある内容がかなり違います。
何が違うかというと。だいたいにおいて世間のセオリーと逆のことが書いてあります。
まぁ書いてる人がMJ、みうらじゅんなんで、そりゃそうです。
変な物を見つけてきては勝手に仕掛けて、本当にブームを巻き起こしちゃう人。
それがみうらじゃん。フツーのことは書いてないです。笑

みうらじゅん - Wikipedia

で。より一言で本の内容を紹介すると、
まだ、この世に存在しない仕事を生み出すノウハウの本。という感じ。
MJ自身が勝手に注目して楽しんだ、ゆるキャラが一大ブームになるようすなどが書かれてます。

ゆるキャラ - Wikipedia

「ない仕事」の作り方はセオリーの逆張りに次ぐ逆張り

フツーのコンテンツ制作の指南書的なビジネス文書だと、
コンテンツを作るには、まず想定読者を作り、
読者の興味に最大限寄り添って、なおかつ検索需要の見込みがある記事を書け。
となっていますよね?
そりゃそうです。
コンテンツたるもの世間に興味を持ってもらってナンボです。

なんですが。
そういうのを見ると。
もちろん書かれている内容が重要なのは、同意も理解もします。

なんですが。
どうしても「うーん」ってる点あるんですねよー。
それは僕が天邪鬼だから。
という点もあると思いますが、それだけでもないと思ったり。

自己満足って意外と重要だと思う

たぶん、ここにおける僕の「うーん」は、
「ライター自身がそのコンテンツを好きかどうかという点は?」ってなって、
それで「うーん」ってなるんだと思います。

やっぱ記事の良し悪しって、ライター自身が、
その記事の対象が好きかどうかって重要だと思う。
もしくは記事作成の時に楽しんでるかどうかってメッチャ重要だと思う。

好きなことを書くと自然とコンテンツの質があがる

好きなことを書くのであれば、自然と説明が丁寧で的確になると思うし、
内容も濃く厚くなってペラくて薄い内容じゃなくなると思う。
でも、そういうのって、ほぼ重要視されないですよね。
1にも2にも検索需要。あと想定読者の正確性が求められる。

自分の好きなことを書きました。ということに関しては、
「それは只の自己満足だ!」という内容がほとんど。

でも僕はやっぱり思うんです。
「自己満足も得られないような記事なんてペラいだけ」って。

で。この本を読んで得た感覚は、
「共感であり、腑に落ちた!」である。

検索需要ゼロな物を選んで書いてみる

この本には、そういう指南書とは真逆のことが書かれている。

検索して何も出てこないのは誰かに先を越されていない証拠

まず誰も見向きもしていない物や事に注目しろ。
である。
となると検索需要なんて、当然ゼロ。

むしろ検索は誰かそのジャンルにすでに手を付けてないか?を確認するために行う。
自分が閃いたジャンルのサイトがあれば、先を越されたということで、絶望。
検索結果が0だった場合は、まだ誰も着目着手してないということ。
つまり「いいモン見っけ!」という感じ。確かに納得。

ゴミの山が宝に変わる瞬間

そして、何か一個、誰も興味を持っていないことを見つけたら、
徹底的にそれを愛し、固執し、収集しろ。と。
当然、この時点でも利益なんて何も生まれない。
ただのゴミの山。

と。この辺でフツーなら、待ったが掛かる。
「そんなのはただの自己満足だ!だとかあーだこーだ」と。

実際この辺で、何も生まないゴミの山となるので、
「俺は何故こんな物に固執しているのだろう?」と心が折れそうな瞬間が来ると思う。
みうらじゅんでさえ、そうなるらしいので、誰にでも来るハズ。笑

「でもそれがいいんじゃない!」でいろいろ乗り切る

でもそんな時、MJは途中で心が折れそうになったら、
「でもそれがいいんじゃない!」と自己暗示に掛けてでも、
よりいっそう固執するらしい。

で。
固執が極点まで行き切って、ジャンル名を付ければ、
ゴミだった物は、自分だけの宝の山になる。
そしたら、そこから展開させて、ブームを巻き起こせって流れになってます。

まぁその辺は、本を読んでもらうとして、やり口は意外とクレバーです。
世間が興味ない物を見つけ出してきて、需要を後から創出するのは、
単純にすごい。あときっとジャンルの成長も見れるので、
メッチャ楽しいんだと思う。

2種類あるならどっちもやればいい

で。コンテンツというのは、2種類あると思う。
1個が数字を集められるコンテンツ。
もう1個が作り手が好きでしょうがなく作ってしまうコンテンツ。
という2種類。
もちろん理想は、好きでしょうがないコンテンツが稼ぐコンテンツであれば最高。
なんだけど、なかなかそうはいかないのが世の常。

だったら後者のコンテンツを作って、稼げるようにすれば良いじゃない的な感じ。
まぁ大体の指南書には、前者のやり方が書かれている。
で。僕個人としては、どっちもやるのがベストだと思う。
数字を稼げるコンテンツを作りつつ、稼げないけど好きでしょうがないコンテンツを作る。
この2本柱体制がやっぱベストなんだと思う。
何度も言ってるように前者の指南書は腐るほどあるけど後者の指南書は少ない。
という意味でメッチャいい、好きな本に巡り合ったような気がする。

真っ当な指南書だけを読んできた人こそみうらじゅん

なので、真っ当な指南書を読みふけっているコンテンツ制作者は、
逆サイドを見る感覚で手に取ってみるといいかも知れません。
で。真っ当な方法論とみうらじゅん的な方法論をミックスして、
場面場面で最適な方を選べばいいと思う。
それってメッチャ強くなると思う。

根回しはクレバーに堂々と

ちなみに自分だけの宝物になった後の展開のそのやり口に関しても、非常に共感があって。
僕の信念の1個である「親しき仲にも根回しあり」的なことを行っている。
しかも実に堂々と。この辺、実にクレバー。
僕も真似できる部分は真似しようと思います。

ないものを当てたらタモリ倶楽部

稼げないけど好きでしょうがないコンテンツってやっぱ強いじゃないですか?
手袋が片方だけ落ちてる片手袋、
存在しない都市を考え、地図や路線図を書いちゃう空想都市や空想地図。

街中の無用の建築物に芸術性を見出すトマソンとか。

トマソン - Wikipedia

みうらじゅんでいうと、ゆるキャラとか、いやげ物とか。
何というか見向きもされないことからスタートする雑草的パワーを感じますよね。

で。最初は全く誰にも相手されずに怪訝な表情の対象だった、
「ない仕事」その物という存在は、一旦ブームになると、その人は第一人者。
だからオンリーワンであり、ナンバーワンで引く手あまた状態になる。
既存の価値があるものを追従するコンテンツにはない強みがある。
タモリ倶楽部的な、マツコの知らない世界的な。

タモリ倶楽部 - Wikipedia

そういう、そういうアレです。

と。言いながら僕にはそこまで固執する何かが少ない。
うーむ。笑

ま・と・め!

コンテンツ制作の指南書をすでにいっぱい読んだ人にこそオススメ。
世間のセオリーとは逆サイドのやり方でいっぱい。
「ない仕事」の作り方 (文春文庫)

Bitly

「ない仕事」の作り方

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